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0.椿 *ラ・シルフィード
祇園精舎の鐘の声  諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす  おごれる人も久しからず ただ春の世の夢のごとし たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ 「平家物語」冒頭部分
沙羅双樹と勘違いされ、「沙羅の木」として広まる
1.スイカズラ(ツキヌキニンドウ)*くるみ割り人形
「蚊の声す 忍冬の花の 散るたびに」 (蕪村)
甘い香りと甘い蜜、冬場を耐え忍ぶ生命力。花を口にくわえ、蜜を吸うことからからスイカズラとなった。
2.シュウメイギク *ドガの踊り子
貴船菊の色も終りしきのふ今日 白より冷えし雨となりたり 「風翩翻」 斎藤史著
英名 Japanese anemone 中国に渡航した修行僧が寺院に土産として届けた。それは美しく、黄泉の国の秋咲きキクの意味「秋冥菊」となり、 その後、イメージの暗い「冥」から「明」に変わった。
3.マンサク *ドン・キホーテ*七ツ釜五段の滝/三重の滝(山梨県)
早春に咲くことから、「まず咲く」、マンサクとなる。 田植えの時期を知らせる樹木、花がよく咲けば豊作、花が少なければ不作など、マンサクは稲の作柄を占う樹木であった。 「シシハライ(宍払い)」千利休が好んだ茶花。
4.桜 *火の鳥
敷島の大和心を人問はば朝日ににほふ山ざくら花 本居宣長
「花は桜木(さくらぎ)、人は武士」 一休宗純
神霊の宿る木として占いのために植えられることもあった。「さ」は田の神霊、「くら」は台座「御座」を表す説もある。 セレッソとはスペイン語でサクラ
5.撫子*くるみ割り人形
うるはしみ我が思ふ君はなでしこが花になそへて見れど飽かぬかも 大伴家持 [万葉集]
なでしこが花見るごとに娘子らが笑まひのにほひ思ほゆるかも 大伴家持 [万葉集]
秋の七草の一つ。「撫でし子」撫でて慈しむ対象。カーネーションの原種。
ギリシャ語でDIOS(神)、ANTHUS(花)が語源、神より与えられた、神聖な花。
6.スミレ*ドン・キホーテ*二ツ箭山: 男体山、女体山(福島県)
ナポレオンはスミレが好きで、毎年の結婚記念日には妻・ジョゼフィーヌにスミレの花束を贈っていた。
山路来て 何やらゆかし すみれ草(すみれぐさ)(松尾芭蕉) 
きけな神 恋はすみれの紫に ゆふべの春の 讃嘆のこゑ  与謝野晶子
すみれの花咲く頃 初めて君を知りぬ 宝塚歌劇団
・スミレを題材にした歌はとても多い。
7.彼岸花(曼珠沙華)*白鳥の湖
有毒の彼岸花を食した後は「彼岸(死)」など日本では不吉な異名も多く忌み嫌われることもあるが、
別名の曼珠沙華は、仏典に由来する、「天上の花」という意味もあり、相反する。
戦時中は毒を抜いて(一般的には危険)救飢植物としていた悲願の花という解釈も。
学名のLycoris(リコリス)は、ギリシャ神話の女神・海の精、ネレイド。
韓国では、花と葉が同時に出ないことから「葉は花を思い、花は葉を思う」で「相思華」と呼ぶ。
8.オガタマの木*パリの炎*畦から根を張らせ太陽に向かって湾曲するド根性大木
オガタマは招霊(おぎたま)が転化した名称の説がある。
天照大神の天岩戸隠れで舞う天宇受賣命が手にしていた花。
ギリシア神話におけるデメテル女神と若干類似しているといわれる。
9.金木犀*ピーターと狼
「3香木」の1つ。
黄葉(もみぢ)する 時になるらし月人(つきひと)の桂の枝の色づく見れば(万葉集より)
月には桂花の大木があり、花が満開になると、秋の月はより美しく金色に輝くのでした。
『古代中国の伝説』
ある仲秋の名月の夜、月に住む仙女は桂花を地上にぱらぱらと撒きました。
その後、桂花が根付いたのです。
10.ツルウメモドキ*ランデブー
アイヌでは内皮からとても丈夫な繊維(ハイプンカル)を紡いだ。
紡いだ繊維はトンコリの弦、弓の弦、漁具、縫糸などさまざまなものに使われた。
花言葉:真実、開運、大器晩成
11.チガヤ(茅萱)*パリの炎
茎が密生し、1株に1000本もになることから名づけられた。
羽毛に包まれた種子は風を受けて遠 くまで飛んで行く。
生命力は極めて強く古くから悪霊を追い払う霊力があると信じられていた。
大祓の神事に欠かせない茅の輪はチガヤで作られた輪。
12.アマチャズル *バヤデール
甘茶(「花まつり」の際、花御堂に甘茶を注ぎお釈迦さまの誕生をお祝いする。)
のような甘味がある事からこの名が付けられた。
アマチャズルに含まれるサポニン(ダイオール系)は神経の興奮やストレスを鎮める効果がある。
伝統薬世界会議で10種類の最も重要な強壮性ハーブのひとつとして評価を得ている。
13.梅(バラ科、5枚の花弁)*オルフェウスとフェウリディケ
毒性と薬効「死と誕生」(再生):青梅(特に未成熟の種子)には青酸が含まれおり、食べると死ぬと警告されている。
梅は加工することによって毒性は消え、健康食品へと変化する。
神格化された菅原道真が梅をこよなく愛したことから神天神(学問の神)のシンボルとして使用されることもある。
白梅に明くる夜ばかりとなりにけり(蕪村,最後の絶筆)
14.朝顔 *春の風
多様な遺伝子変異を持つアサガオは、多種多様に品種改良が進んだ人気の園芸植物。
世界的にもこれほど多様に変化した園芸植物は類を見ない。
朝顔に つるべ取られて もらひ水(加賀千代女)
15.ゴヨウイチゴ*扉は必ず…
葉が鳥足状の5小葉であることからこの名が付けられた。
全体に長い剛毛と刺が密生している。
光の限られた針葉樹林下などで育ち、地上を這いつる状に伸びる。
花弁は退化した姿で下向きに咲くため、5個のがく片が目立つ。
木苺の仲間で赤く熟すと食べることができる。
16.万両*バヤデール
花言葉:金満家、財産、富
名前がめでたいので正月の縁起物とされる。
1万両は今で換算すると15億円。名前に関しての異論もあった。
沢山のお金は人生を豊かにするめでたいもの=お金に目がない人間の強欲さが垣間見える
タワーに描かれている人物は裕福な大富豪。
17.雪ノ下(鴨足草)*不思議の国のアリス
沢沿いの岩場など湿った半日陰地の岩場などに自生。食用、民間薬として知られている。
雪が上につもっても、その下に緑の葉があることから名付けられた。
雪のように白い花が咲いた姿と、その下に広がる葉の様子から名付けられた説もある。
ユキノシタ属の学名Saxifragaはラテン語の石 saxum(石)+砕く frangere(砕く)
花言葉: 博愛、切実な愛
18.カクレミノ(みつながしは)*ピーターと狼
葉が密に付いて「着ると姿が隠せる簑」に見立て名付けられた。
カクレミノの葉は、成長、環境によって形を大きく変化させる。
テングノカクレミノとも呼ばれている。
花言葉:耐え忍ぶ、ずる賢い
19.タンポポ*ピーターと狼
古くはフヂナ、ツヅミグサ(鼓草)呼ばれていたがタンポポ(鼓を意味する小児語)
が主流となった。英語ではダンディライオン(葉の形からライオンの歯)と呼ばれている。
非常に繁殖力、生命力が強く、厳しい環境下でも成長する。春の日を受け開花し,夜や曇天には閉じる。
花言葉:真心の愛、飾り気の無さ、愛の信託、離別(綿毛の飛んで行く姿が別れを連想するため)
種がびっしりと付いた円形の穂は守られるべき対象であり繁殖力の賜物である。生命のエネルギーサイクル。
20.チャルメルソウ*オルフェウスとフェウリディケ
受粉後,上向きにチャルメラ(ラッパ)のように開いた果実をつける。谷川沿いや林下などの湿り気のある所に生える多年草。受粉を助けることができるのは一種類の昆虫のみ。
21.竹*ヌアージュ
竹は現在でも日用品、食用など様々な用途に使われている。地鎮祭では、四隅に忌竹(いみだけ)を立て、聖域であることを示す。竹は榊(さかき)とともに清浄な植物のひとつとされている。 かぐや姫をイシスと関連づける説もある。鹿児島では産室を竹屋と呼ぶ。

 

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